外国語を学ぶ意義や楽しさを子どもたちに感じてもらうには、小学校から中学にかけて、外国語を使って世界の人たちとつながる体験をぜひともすべきと考え、その支援をしてきました。東日本大震災後の東北とトルコの交流については中学の英語教科書にも掲載されました。今年起きた能登半島地震についても、石川県とネパールの子どもたちを結ぶ支援をしていますので、これらの経験から得られたことをレポートします。
「英語は苦手だけど、話せるようになりた い」そんな生徒たちの声を聴き、日々の授業の中で自分の言葉で表現をしたり、ペアとやり取りをしたりする時間を大切にしながら授業づくりを行っています。そんな日々の活動や、レッスンのまとめに取り組んだ自己表現活動をご紹介します。英語が苦手でも一生懸命自分の言葉で伝えようとする様子や、本当に伝えたいことを伝えようとする熱意、そして伝わったときの喜びなど、生徒たちの声をお伝えしたいと思います。
仮定法は高校生でもきちんと理解している生徒が多いとはいえない文法事項です。学習指導要領で中学生に教えることになった仮定法はどのように教えたら理解し身につけてもらえるのでしょうか? 長年英語が苦手な高校生を教えてきた池田真澄と、現在多様な中学生を教えている大越範子が、その方向を明らかにします。そして、参加者の皆さんの知恵と工夫を共有し合う時間にしたいと思います。
以下の点について実践を報告します 。
・小学校英語との接続・実態→音声中心だが実際は…
・小学校英語による早期英語嫌い
・既習事項の扱い→小学校での学習は既習と言えるか
・英語を発表することへの抵抗→小学校でやったからできるわけではない
・ふりがなの効用→漢字と同様→「とにかくわからない」から「ちょっと自信」へ
・帯活動による話す活動の習慣化→話すことの抵抗低下
・自己表現の題材設定→教科書+α
ジョン・レノンの“Imagine”を教材に使った実践を例に、現場を無視した「高校教育三観点評価」の強制を上手にやり過ごしながら、「ガラス張りの平常点」「質は点数化しない」「評価の最終目標は生徒による自己評価」などの考え方をもとにした、学習者のやる気を喚起する様々な評価方法の工夫の模索を提案させていただきます。
私は英語の授業実践の紹介と,研修主任という立場で,全校での協同学習の取り組みについて報告をする。私(たち)の実践は,佐藤学氏の提唱する「学びの共同体」の理論に基づいている。目の前の全ての生徒たちの「主体的・対話的で深い学び」を実現するためには,最善の理論だと考えている。具体的にどのような授業実践をしたか,どのような研修をしたか,そして,どのような効果があったのかについて報告をする。
修学旅行を中心に,総合的な学習の時間や国語,社会,道徳の授業で扱ってきた「平和」。
6年生の1年間で,子どもたちにたくさん考えてもらった「平和」への思いを,日本語だけで終わりにするのはもったいない!福岡の新英研の仲間であるたくさんの先生たちのアイデアをもとに,6年生終盤に外国語科の授業でPeace Projectに取り組んでみました。学年の7クラスで行った実践を紹介したいと思います。