私は専科と学級担任の両方の立場で小学校英語教育に数年間携わってきました。ここ数年間は、児童の意欲を高めるために単元構想を大事にしながら実践に取り組んできました。特に大事にしてきたことは、魅力ある言語活動の設定と表現に慣れ親しむ場の意図的な設定の2つです。児童が最後まで楽しく外国語の学習に取り組むことができるように努めてきた私の歩みと学習に取り組む児童の成長を少しご紹介させていただきます。
生徒たちが中学校を卒業しても、生徒の心に何かしら残る授業づくりをしたいと考えています。英語の4技能をつけることと合わせて、深く考える力、自分や自分の周りの人を大切にし、自分の伝えたいことや、大切な思いを言葉できちんと伝えられるようになってほしい、また自分と違う考えや文化にも関心をもってほしいと願い、授業をしてきました。生徒が課題に感じている語彙の指導や1年間で取り組んだ表現活動、音読、クラスみんなで取り組んだ英語劇などを中心に報告します。
「読むこと」において生徒がより主体的に取り組む姿、また「話すこと」において生徒が自分の経験や立場と紐づけ、「生」の意見を伝えあう姿を目指して授業づくりをしています。そして、「読むこと」と「話すこと」の間に「考える(思考する)」というステップを自然に組み入れることも目標にしています。効果的であった方法として、『段階発問の設定』『言語活動における場面の工夫』についてレポートし、一緒に学ばせていただきたいと思います。
「英語表現」では、教科書を通じて各文法事項を学ぶことができた。しかし、現行の「論理・表現」の教科書では場面や状況に応じた表現やそれに関連した限られた文法事項のみが扱われるだけである。このことは、外部模試等への受験に一層の困難さを招いている。ひいては大学入試にも負の影響を及ぼすことが懸念される。かすかに希望と受け止められることは、授業の活動で生徒が自分の考えや悩みについて表現できる点である。
協働学習に取り組む際に敬遠されがちなjigsawですが,「緩い」活動例をご紹介します。成功のポイントは,グループをベースにした楽しい活動にすることと,各自がグループの中で責任を果たすようなしかけを作ることです。大学1年生のリスニングクラスでは,個人で調べ学習に取り組んだ後,その成果をグループ対抗のKahoot!で競い合いました。協働学習の基本理念を押えて,もっと自由にjigsawを楽しみませんか。
今はネット上で本人の好みに合わせて次々と表示される短い動画を受け身姿勢で見ている子が多いようで、私は「リール動画時代」と呼んでいます。集中力の持続時間の減少、興味関心が広がりづらい、視覚情報の過多、手書き離れ…そうした問題点をICTの力を借りて、生徒を飽きさせず、主体的に多くの英語に触れられるように日々の授業をアップデートしています。これまでの経験を通して感じたICTの得意と不得意についてレポートします。
開会式で地元の学生さんたちが演じる A Gift from Taylorの音読劇を、午後のアラカルト講座では、参加者の皆さまが体験できるワークショップを行います。参加者でグループ編成をし、本講座で用意したA Gift from Taylor の台本を使って、どのように朗読をするのか、どのように表現をしていくのか、を各グループで話し合い、演じます。講座の後半では、各グループの発表時間を設け、お互いに鑑賞することで学びを深めていきます。