ここ数年、中学校の授業と並行して、町の小学校や図書館、カフェで絵本読み聞かせボランティアとして工夫しながら活動をしています。昨年気になったのが「え〜英語・・・」朝読書で初めて行った小2のクラスで聞こえたつぶやきでした。英語を無邪気に楽しめない背景があるのかもしれません。だからこそ、絵本なら五感に響く効果がある、と体感できました。学級崩壊気味の子どもたちも引き込めた英語絵本での取り組みを紹介します。
教科書の各単元末にあるActivityのページをALTと一緒に週1回、中1~中3の全クラスで担当をしています。主担当の教員との連携、単元の流れを汲むALT作成教材の活用した授業とその評価を考えてきました。活用場面を生み出す授業は推進できたが、課題としては活動ありきで、学習内容の定着や積み上げが難しい!この課題の解決のため、4技能を統合した長期的な視点を持った学習活動を報告させていただきます!
高校英語で扱う文法の中で、英語があまり好きでない生徒層にとって、やりづらい項目の一つである分詞構文をもとにワークショップを行います。定着のためのアプローチと生徒の中に残る言語活動を紹介します。授業時間数が限られている英語コミュニケーション、論理表現において、文法学習をどう横断的に扱っていくか、参加された先生方の間で率直に意見やアイデアを交換していただければ幸いです。
サイドリーダーにあるO.ヘンリの短編『賢者の贈物』『最後の一葉』を録音方式の朗読劇にしました。英語も人前で話すことも苦手な生徒にとって、人前で演じなくてよく、録り直しのできるこの方式はライブよりも取り組みやすいです。英語の苦手な生徒も意味のわかった英文をなりきって「発話」してみることで、「記号」に見える英語が「ことば」になる体験ができ、音声になることで物語を深く味わえることをねらいとしています。
自己表現を声で伝え合い仲間とつながり合う中でベースビルディング(基礎学力構築)。『アルファカ*』(アルファベットカード)でコミュニケーションの基礎を、『センビル*』(センテンスビルディングカード)で自己表現の基礎を築く。あとは自走。「ハッピーコミュニケーション」「パスポート」「マイノート」「スラスラシート」「やりとり」「10秒自己表現」「こんなに簡単?関係代名詞」「考査振返り自由レポート」「文通とサダコブック9.11-3.11」等を紹介。(*はその場で体験します)。
「論理・表現」授業の文法項目まとめの部分の授業は、ともすると説明と演習問題答え合わせに取り組むだけの、受け身的でまた実際に使用される文脈や場面を考えることがない授業になりがちで、やりにくいです。生徒たちが主体的に学び、「表現」も意識させるのにはどうすすめたら良いかを、自分なりの工夫も紹介しながら参加者の皆さんと考えてみたいと思います。表現発表活動についても報告をさせていただきます。
英語の授業の5~10分程度の時間を使って、英語でやり取りするスモール・トークに、平和・環境・人権・多文化共生・宗教文化理解等の視点を少しずつ加えていけば、児童生徒の地球市民資質(グローバル・シティズンシップ)が涵養されていくのではないか、と考えています。小学校高学年から使えるスモール・トークの例を起点に、中学・高校との接続を視野に入れた異文化コミュニケーション能力を育成する会話例や素材を検討していきます。